工房 吉沢

盆栽を趣味として始めたのは、20才の頃です。
それ以前、子供のころにはシャボテンに興味を持ち、シャボテン集めをしたこともありました。
もともと植物が好きであったのかもしれません。

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盆栽樹種のなかでは五葉松が好きであったことから、その実生、接ぎ木、取り木を繰り返しているうちに今では鉢数が増えてしまって十分に手がまわらない状況に陥っています。

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盆栽のほか、石にも興味がありました。
石といっても、水石ではなく昔より生活の中で使われてきた手水鉢、石臼、井戸枠、礎石というような部類の石です。
これらの石は目立たず見過ごされてしまいそうな存在ですが、私にとっては郷愁に溢れ非常に興味をひく存在でした。

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このような嗜好の素地があった中、いつしか石製の盆栽樹鉢に興味を持つに至り、それが高じて工房を開設することになった次第です。
この仕事は盆栽と石の双方に相通じ、私の相性にピッタリ合致した天職であると自負しているところです。

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盆栽用樹鉢を製作していくにあたっては、創意工夫を凝らし皆様に好まれるような製品作りを心掛けています。
皆様の当工房への応援を、よろしくお願いいたします。