工房 吉沢
利根さび石とは、盆栽を植え込むための人工の石です
天然の本鞍馬石と同様鉄錆を有し、その質感、石肌は自然石と変わりありません。
また、年月の経過とともに古色が増し、いっそう趣深いものとなります。
盆栽用として使われている石には、各種色々な石があります。
天然石としては、「揖斐川石」「鞍馬石」がその代表的なものといえるのではないでしょうか。 「揖斐川石」がゴツゴツな塊状であるのに対して、「鞍馬石」は平板状、曲った板状であり、どちらの石もより自然感をかもし出すには好適な素材といえます。
鞍馬石は、京都鞍馬の産であり、その内部に鉄分を含み玉葱の皮が剥げたような形状を持つことから、良く時代を表し盆栽の植え付けには好適な素材として珍重され、鞍馬石を用いた盆栽が大変愛好されています。
しかし、この鞍馬石には欠点もあります。
板状を呈していることから非常にもろいのです。さらに鞍馬石は天然のものですので思うような形状、大きさのものは入手し難く、かつ高価であることです。
「利根さび石」は天然鞍馬石の長所を生かしつつこれらの欠点を補った石です。
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利根さび石に植え込まれた五葉松盆栽が、第34回日本盆栽作風展(2008年12月5日~8日:上野グリーンクラブ)に入選しました。
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第71回大雅展(2008年11月14日~16日:高崎、ビエント問屋街センター)において、福田寿夫氏(太田市)が 『上毛新聞社賞』を受賞されました。出展作品は五葉松盆栽ですが、利根さび石 に植え込まれています。
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月刊誌「盆栽世界」(2008年11月号)にて、利根さび石がカラー6ページにわたって紹介されました。
利根さび石の特徴
自然石粒をもとに特殊加工して仕上げたものです。
質感、石肌は自然石そのものと変わりません。
丈夫であり、通常の使用に対しては全く問題ありません。
年月の経過とともに古色が増し、いっそう趣深いものとなります。
雄大な原自然風景を盆上に再現することができます。
樹の個性を100パーセント以上引き出すことも可能となります。
盆栽を作成する人にとって、幅広い創作が可能となります。
利根さび石の形状・大きさ
◆形状
舟型、平、反り、たまり等をご用意しております。
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※いろいろな形状の石を今後も作成していく予定です。
◆大きさ
手のひらにのるような極小サイズのものから、40Kg以上のものまで各種ご用意しております。 >>商品紹介はこちら
※石の作成と並行して石に関する各種調査研究をおこなっております。
利根さび石を使用した盆栽作成のポイント
石にあらかじめ土をつける位置、針金を固定する位置、排水用穴の位置を決めて目印をつけておくとその後の作業がやりやすくなります。
樹固定用の針金をつける方法
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石に小穴を2ヶ所貫通させ針金を通す。
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小穴を厚さの半分程度まで開け、針金を通した後鉛玉をつめて固定する。
※石の厚さによります。 -
石の表面に接着剤を使用して固定する。
※石への穴あけは石工用、コンクリート用のドリルを使用すれば簡単にあけることができます。
排水用穴の位置決めについて
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穴の位置決めが難しいときには、水平な台の上に石を載せて水をはり、最も深くなった位置に穴をあけます。
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複数個の穴をあけたほうがよい場合もあります。
用土
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ケト土に赤玉土を混ぜてよく練り、位置を決めた所に土手を築きます。
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その後、植え込む木に適した用土を土手の内側に入れます。
お問い合わせ
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